きりん親子とこぐま ~中学受験・中高一貫校~

中学受験の思い出、その後をぼちぼち書いています。勉強方法の話は全くありません。ほぼ反省日記です。

「ほんとですか!」

お昼ご飯は簡単にオムレツとパンにした。大きなパンをちぎって食べるやつ。

 

珈琲を入れてテーブルにもどるとこきりんがおかしな顔でこっちを見ている。

皿のパンが小さくなった気もするがそのまま食べた。

 

こぐま「昔のアイドルみたいなリアクションするかと思ったのに」

 

こきりん「ノーリアクションだったね」

 

ん? ん?  

大きくちぎったはずのパンが小さくなっているという、いたずらをしたらしい。

分かりずらい!

 

母きりん「昔のアイドルって、、「えー!うっそー!小さくなってるぅ、」とか

言えばよかったのか?」

 

今こきりんがよく「やばい!」とか「えぐい」とか言うみたいに

昔は「えー!うっそー!」ってよく言ってたんだよ。 

 

そういえばだいぶ前から気になっていた言葉でお客と話している営業の子が

「ほんとですか!」を連発する。 社内の会話でも「ほんとですか!」を連発するのだがもう話の相槌が「ほんとですか!」になっている。

心のなかで(うそつかないよ?)とかえしてる。

「よろしかったでしょうか」につぐ気になる言葉だ。

 

という話をしたら、こきりんは聞いたことがないそうだ。「ほんとですか!」

 

こぐま「学校で先生に使ってみたら?」

 

「宿題はこれを明日までに提出してね」「ほんとですか!」

「テスト範囲はここまでにします」「ほんとですかぁ?」

 

先生、イラっとするだろうなぁ。

 

反省)こんな会話ばかりだからこきりんの語彙が増えないのかもしれない。

鳴らないチャム 郵便受けの封筒

公立中高一貫校の合格発表の日

 

ホームページに受検番号がないことを確認したこきりんは

 

午後から友達と遊びに行ってしまった。

 

午後1時すぎだっただろうか、塾から電話があった。

 

母「残念でした。こきりんは午後から友達と遊びに行ってしまいました」

 

先生「じゃあ、こきりんさんそんな落ち込んでいないですか?」

 

母「受検当日に計算ミスが分かってだいぶ落ち込んだので、今日はもうそんなに落胆していないようです」

 

2月からも中学生の部で同じ塾に通う手続きは既に済ませていた。

 

中学受験で合格せず地元中学に行く場合は1年間、割安の授業料だ。

 

祖父母に電話して、残念だったことを報告したり、テレビをみたり、

 

夕方まで買い物にも行かずに自宅でゆっくりしていたが

 

郵便屋さんのピンポンはとうとう、鳴らなかった。

 

夕方5時頃、こきりんが帰ってきて「繰上げ候補の通知きてない?」

 

母きりん「来なかったよ。」 

 

こきりん「・・・念のため、郵便受け見てくる」

 

(ピンポン鳴らなかったから届いてないよ、まだ期待してたのかぁ)

 

こきりん「ママ、学校から通知が届いてるよ!」

 

(大声で また、母をだまして楽しもうとしてる(笑))

 

 

本当に届いてた!

 

「 繰上げ順位  〇番 」 と書いてある。

 

配達日時指定だからピンポン鳴らないんだ、午前中に郵便受けに届いてたんだ。

 

ってことは午後の塾からの電話は「繰上げ合格候補の確認」もあったのか?

 

塾に電話! 塾に電話!!    もう帰られたのか誰もでない。

 

「うわー! うわー! どうする??」

 

こきりんと2人でこの興奮状態をどうしようか。

 

ちょっと前年の繰上げ人数(入学辞退者数)を調べてみる!

 

ビミョー、、、無理かもしれない?、、、興奮がおさまった。

 

例えばの数字 こきりんは 5番目、 前年の辞退者は4人、前々年は2人

 

 

合格発表の翌日が手続き締め切りだから、その後、待ち番号順に

学校から電話連絡があるらしい。

 

翌日、母きりんは一応、有給休暇をとっていた。(合格だったら手続きあるし)

 

どうか、5人辞退者がでますように!と願いながら、昨日からの1日が長い。

 

ホームページで辞退者の人数発表がでていないか何度も確認する。

 

こきりんが学校から帰ってきた。  またホームページをみてみると

 

辞退者は7人 だった。

 

繰上げ合格した!  

 

学校からの電話連絡をどきどきしながら待つ。

 

「やったぁーー!」

 

こきりんと万歳した!  人生で一番、興奮した日だったかもしれない。

 

反省)こきりんが郵便受けを見に行かなかったら、繰上げ通知に気づかず、中学校からの電話にも気づかなかった可能性もある。 あぶない、あぶない。

公立中高一貫校 合格発表の日

公立中高一貫校の受検結果を待つ1週間。

 

こんな時にかぎって中学受験したことを知っているママ友に偶然会ってしまう。

 

「ちょっと厳しかったみたい。(地元)中学でもよろしくね~!」

 

地元中学に行くつもりでご挨拶しておく。

 

こきりんも仲のいい友達には受験を伝えていたから、試験の翌日に

 

学校では「無理だと思う~~」 と言ってきたそうだ。

 

こきりんと気が合う友達のお母さんに公立中高一貫だけ受検することを話した時は

 

「受かってほしいと思うけど、同じ中学にいってほしいとも思っちゃう!」

 

と有難いことを言ってくれた。

 

こきりんが塾に通い始めたころには

 

「こきりん中学受験するの?こきりんが受験するなら私も受験する。」と

 

母きりんに聞いてきた友達もいた。

 

「んー、しないんじゃないかな?」と答えてしまったけどごめんなさい、受験した。

 

こきりんは小さいころからリーダーには程遠い性格だが

 

女子から好かれていて友達も多かった。中学でもきっと楽しく過ごせるだろう。

 

「公立中高一貫校は宝くじがあたるようなものだから。」

 

「問題が変わると合格者の顔ぶれも変わるっていうしね。」

 

試験結果が厳しいそうと伝えると母きりんの友人も慰めてくれた。

 

さっぱりと諦めて気持ちを切り替えたようでこきりんは

 

翌日から元気に学校に行っている。

 

ほぼ諦めムードだがそれでも母きりんは友人からの誘いを断り、

 

合格発表の日曜日は自宅にいることにした。

 

こぐまも揃って3人で合格発表のホームページをひらくと

 

合格者の受検番号が掲載されている。

 

上から順番にスクロールし、、、こきりんの番号は

 

  な か っ た      「はぁーーーーーー」

 

やはり、だめだったか。  少しだけ空気が重くなる、、、

 

みんな、どこかでほんの少しだけ、期待していた。

 

「ま、頑張ったから いい経験になったね!」「お疲れ様」

 

こきりんは同じ塾の友達とメールしている。

 

友達もだめだったらしいが繰上げ合格候補の郵便があるかもしれない

 

とまだまだ期待するLINEが返ってきたそうだ。

 

あ~、そんな説明もあったけど、受検者の1%もいない確率だよね。

 

その部分はよく読んでいなかった。

 

反省)受検日と合格発表のことは細かく覚えているのでだらだらと書いてしまうが

まだまだ、話はつづくのであーる。

希望的観測と悲観的観測

公立中高一貫校受検の翌日、

 

塾の説明会で入手した前年の合格ボーダーラインの点数をメモした

 

資料を探しだした。

 

適性検査と報告書点(小学校の通知表)の合計が1000点満点で

 

前年は500点台後半がボーダーラインだったらしい。

 

ということは600点とれていれば合格の可能性が高いかもしれない?

 

★こきりんの希望的観測・・・

 

適性検査  455点 (正答率57.5%)

報告書点  154点 (多分これ位)

 

609点  この点数なら 合格 か??

 

 

★こきりんの悲観的観測・・・

 

適性検査  375点(正答率47.5%)

報告書点  154点 (多分これ位)

 

529点  この点数だと 確実に不合格

 

最後の最後まで ハラハラさせるこきりんだった。

 

*報告書点の計算方法は分からないので簡易的に計算してみた。

 

5年生3学期と6年生2学期の通知表の8教科を点数化し

 

48点=満点

 

こきりんは37点だから換算して 154点

 

報告書点は小学校からの報告書の点数のことで8教科の点数化については

こちらの記事に書いているが計算方法の本当のところは分からない。

【報告書点の謎】

https://blog.hatena.ne.jp/ykokirin/ykokirin.hatenablog.com/edit?entry=13574176438022892823

 

報告書点 についてもう少し、

 

塾の合格者資料では5年、6年ともに22~23点位が多いようだ。

どちらも24点で48点満点もちらほらいる。

逆に20点未満は片手で数えるほどしかいない。

 

母きりんは仕事中もふと点数のことが気になり、

 

正答率52.5%だったらどうだろう、、正答率55%だったらどうだろう、、、

 

などと電卓を何度もたたくのだった。   仕事しろ!

 

いくら計算してみてもボーダーラインを行った来たりだ。 

 

あ~~~  半分諦め、半分期待、落ち着かない1週間を過ごした。

 

反省)結果を待つしかないのだけれど、また電卓をたたいてしまう。

公立中高一貫校 落ちたかも・・・?

2月3日 午後 こきりんは塾に回答再現に行ってきた。

 

帰ってきたこきりんは  落ち込んでいた。

 

出来たと思っていた算数の問題で計算ミスしていたらしい。

 

一緒に問題を見直してみると算数の問題、全滅してた。

 

求め方はあっているから部分点がもらえるかもしれない。

 

社会の問題でも記述内容が足りない部分がある。

 

部分点がどれだけもらえるだろうか。

 

母きりんは適性検査の得点を

 

厳しく採点して47.5%、甘く採点して60%と見積もった。

 

こきりん「ねぇ、落ちたかな?落ちたよね?」

 

母きりん「ちょっと厳しいかな?」

 

適性Ⅰは作文もあるので母きりんには採点できない。

 

作文の例えを書いた部分が問いとずれているかも。

 

部分点はどれくらいもらえるのだろうか?

 

甘く見積もって60%とれればいいだろう。

 

塾の説明会では60%取れれば合格の可能性が高いとのこと。

 

こきりん、報告書点も受検者のなかでは平均以下のはず。

 

甘く見積もった適性検査の得点60%~55%なら合格の可能性もあるけど

 

きびしいかなぁ、、、  最後までボーダーライン上のこきりん (泣)

 

 

「買い物に行こう!」

 

受検が終わったら、ずっと我慢していた買い物に行こうと約束していた。

 

電車に乗ってこきりんの好きな洋服や雑貨店のある駅ビルへ行く。

 

こきりん、呆然としすぎていて買い物に行ったものの

 

何も考えられない状態。

 

ぼぉーとしていて心ここにあらず。

 

洋服を見る気にもならず、スタバに行く気にもならず、、、

 

ただ  ぼぉー  と歩いていた。

 

「帰ろっか?」    こくん

 

夕食時にも落ち込んでいて

 

「人生、終わった」 とつぶやくこきりん。

 

笑えないけど、笑ってしまいそうになった。

 

結果は1週間後の9日。  1週間、、、ながい

 

適性Ⅰでそこそこの点数が取れていますように!

 

反省)こきりん、いつもの計算ミス!  あ、いつも通りってことか!

公立中高一貫校受検日 意外とできた!?

2月3日  公立中高一貫校の受検日

 

7時頃に自宅をでて、ぎゅうぎゅうの混雑をさけ各駅停車で学校に向かう。

 

緊張しているのかこきりんは言葉少なだ。

 

緊張をほぐそうと

 

「こきりんは本番に強いからね。」

「おじいちゃん、おばあちゃん、パパママ、自分で買ったお守りもついているから大丈夫だよ」

 

などと話しかけたが 「うん」 と短い返事だけだ。

 

8時頃、学校に到着。たくさんの親子が列になり、校門に向かっている。

 

倍率から計算すると800人以上の受験生だ。

 

校門を入ったあたりに 白い集団が いる。

 

リュックに塾のバッチをつけていたこきりんは「こっち」と手招きされ、

 

端から端まで握手や激励を受けて歩いた。

 

そういえば、塾の先生が

 

「受検日の朝に先生方が激励する場があるけど、かえって緊張するタイプなら行かなくてもいいですよ」

 

と言っていたのはこれのことかな??  

 

行かないつもりだったけど、多分知らない先生方にたくさんの激励をうけた。

 

建物入り口で母きりんが「頑張っておいで」と声をかけ、こきりんは

 

決心がつくまでという様子で少しの間、母といたが

 

やがて うなづいて 入っていった。

 

ちょっと不安そうな顔(緊張している顔かな)に見えた。

 

見えなくなるまで後ろ姿を見送る。

 

待機場所はないので駅まで戻って喫茶店で待つことも検討したが

 

絶対に落ち着いていられないはずなので仕事に向かうことにしていた。

 

受検した学校から母きりんの会社まで20分。

 

9時前には会社に着き、11時迄仕事、早めの昼休憩をとり、

 

こきりんを迎えに行く。

 

受検番号順に退場する時間が決まっていたのでぎりぎり到着、

 

受検番号の列はもう動いていて最後尾に並び、こきりんと会えた。

 

会うとすぐに、「この答えなんだと思う?」と問題用紙を見せてきた。

 

理科の問題が気になっていて、手応えはあったらしい。

 

母きりんが見て、「こうじゃない?」と答えをだしてみたら

 

「でも、ここはAだけの値だよ」とこきりん。

 

そうか!母きりんは条件を見落としてひっかかったが

 

こきりんはきちんと把握して解けていた。こきりんが正解。

 

これを「ひっかけ問題」という。。。

 

午後半休をとり、自宅に向かう。こきりんはさっぱりした顔で上機嫌だ。

 

自宅最寄りの駅に着くとこきりんだけそのまま、塾に向かった。

 

塾で答案再現をすることになっている。

 

帰ってきたこきりんは   落ち込んでいた。。  

 

反省)いろんな試験でひっかけ問題に慣れているはずなのになぁ。母きりん。

公立中高一貫校、受検前日

2年前の話なので  2月2日は日曜日でした。

 

我が家は寝室に大人用のベッドを3台ならべて真ん中にこきりんが寝ていたのですが

 

朝方、 ゴ ン という大きな音が・・・

 

真ん中に寝ていたこきりんが足元の床に 落ちた

 

自分でまたベッドに戻って寝たのですが

 

こぐまも母きりんも (( 落ちた? このタイミングで! (笑)))

 

と思いながら口にしてはいけない!と受験が終わるまで黙っていたのでした。

 

ベッドから落ちるのはこれが初めて。 おもしろいなぁ、こきりん。

 

朝ごはんのあと、受験した私立中学校のホームページをひらき

 

受験番号を入力すると

 

「合格おめでとうございます」

 

の文字があらわれました。

 

想像していたよりも数倍、嬉しい!! 嬉しい!!

 

翌日の本番に向けて こきりん、かなりモチベーションがあがった!!

 

結果を見るまではあまり気にしていなかったのですが

 

もし、落ちていたらと考えると空恐ろしい。

 

「私立は練習」と思っていたけど、ひとつ合格することで

 

こんなにも気持ちが上がるとは! こきりん、波に乗った!

 

受験させていただき、合格もいただいてありがとうございました。

 

塾と私立中学に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

午後は塾で勉強会がありました。モチベあげてくれたことと思います。

 

翌日のこきりんの持ち物のなかには

 

私立受験日に持って行った4つのお守りの他に

 

お気に入りのぬいぐるみがひとつ追加されていました。

 

思わず、「これ持っていくの?」 と聞いてしまったのですが、

 

たくましくなったと思っていたら、子供らしくもあり、かわいい。

 

昨年のオリンピックで10代前半の体操選手が競技後、ぬいぐるみを

 

抱いているのをみて、受検日のこきりんを思い出しました。

 

翌日は7時頃、家を出るので早めに寝る。

 

絶対に寝坊はできない! 母きりんも緊張、、早く寝る。

 

反省)受験日前日にベッドから落ちるってベタなことするこきりん。大好きです。